私の財産告白という本はバイブル
もはや100年くらい前の人が書いた本ですが、今でも十分に通用するお金と人生について述べた本です。
作者は貧乏な家庭で生まれたものの、大学教授になり、4分の1貯金という方法でお金を貯めてそれを元手に山林を購入。その間生活は常に質素。そして60歳ころには今でいう100億近い資金を持つ資産家になったそう。
まあここまでならたまにはそういう人もいるだろうということなのですが、この人はこの100億はほぼすべて国に寄付!金を稼ぐのは難しいが、使うのはさらに難しいと悩みに悩んだ末の結論だったそうです。
そのまま85歳まで質素にくらしたそうです。
普通じゃありえない使い方ですね。しかし、本を読むとこの人の価値観がよくわかるし時折の例え話もいい。
人生即努力。努力即幸福という価値観で生きていて、自分はもちろん質素倹約に生きるのが幸せだし、子孫にお金を残してもいいことがないと悟ったようです。子孫には財産を与えるより努力しやすい環境を与え、努力の必要な境遇に立たせることがいいという結論がでたようです。
今でも通じるお金と人生の話が100年前の時点でここまで深く考えられてることに驚きました。
少し人生観が変わった気がしますね。とにかくおすすめ。